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 作庭事例紹介 landscaping work

     3. 露地庭 (武蔵野)

玄関先の飛石





造園の途中


これは庭内の地形をつくっているところです。

水・風・光が自然に流れる空間をつくるための大切な作業です。

土工事の様子 moving of the earth

蹲踞  the stone water basin

蹲踞まわり

蹲踞は要となる仕掛けです。庭内の気配がここに収束します。洗い清めるための蹲踞は飾りではないのです。

杉皮塀

庭の周囲には高めの塀を設けました。耐久性のある吉野杉の皮を使い、柔らかな仕上りです。

きちんと空間を囲うことで、実際よりも広がりが感じられます。

杉皮塀

門からの流れ

延段


簡素な入り口の門をぬけてすぐの景色です。

延段が奥まで続きます。

延段を頭上から見るとこんな感じです。
門から寄付き、蹲踞に至るまでの束の間。

黒竹の茂みに仕切られた先には勝手口があります。

寄付き


延段の途中、左に飛石を辿ると玄関があります。

これは内側から庭を見下ろしたところです。

透ける・遮る


道路に面した窓際には樫の生垣を設けました。

人目はきちんと遮られて、開けた窓から入ってくる風と光は涼やかです。





生垣を透かして障子に映った影です。

装飾は必要ありません。
植栽データ
高木
白梅(主木)・カキ・シラカシ・モミジ・サルスベリ・キンモクセイ

中低木
ワビスケ・ミツバツツジ・ヒサカキ・クロチク・カクレミノ・ナンテン・アオキ・チャ・キャラ・サツキ・ジンチョウゲ・ガクアジサイ

潅木下草
センリョウ・マンリョウ・ヤブコウジ・コグマザサ・ハラン・フキ・オニシダ・リュウノヒゲ・セキショウ・ニワフジ等


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